
スティーブ・ジョブズとApple(アップル)製品の歴史
2021.12.20
身の回りのほとんどがApple製品で溢れてる




偉大なApple製品
引用:wikipedia
Appleと言えば、「iPod」「iPhone」「Mac」など、今や知らない人はいないほどの世界を代表するアメリカのIT企業です。
Appleといえば、誰しもが「スティーブ・ジョブズ」を創業者として挙げると思います。
実は、1976年に友人であるスティーブ・ウォズニアック、そしてロナルド・ウェインの3人より創業された会社です。
今回は、そのスティーブ・ジョブスとApple製品の歴史について紐解いていきたいと思います。
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創業~スティーブ・ジョブズの追放まで
Appleシリーズ
【図 AppleⅠ】
引用:wikipedia
ウォズニアックが独力で制作した自作のコンピューターに改良を加えた形で「Apple Ⅰ」を発売。
「Apple Ⅰ」は、世界で初めてキーボードとディスプレイを一体化したコンピューターで100台程度の販売に成功しました。
その翌年に発売した「Apple Ⅱ」は、外部モニタをつなぐだけでコンピューターとして使用でき、カラー表示が可能で、爆発的なヒット商品となり、Appleは莫大な利益を手にしました。
好調から一転、不振へ
しかし、その後に発売した「Apple Ⅲ」は、価格設定の高さとハードウェア設計上の欠陥が災いし、販売不振に陥ります
【図 Lisa(リサ)】
引用:wikipedia
ピンチの中、次に発売した「Lisa」。
Lisaも極端な高価格と、ソフトウェア互換性の欠如からユーザーを遠ざけ、立て続けに販売は伸び悩みます。
そして、創業から8年後の1984年に、ジョブズがシンプルを追求した末に完成させた「Macintosh」を発売。
順調に進むかに思われたが、その年のクリスマスシーズンの需要を見誤り過剰在庫に苦しむことになりました。
それによって初の赤字を計上、従業員の20%にあたる人員削減を余儀なくされました。
ジョブズ、Appleから追放
その責任を取らされる形で、ジョブズは1985年にAppleから追放されてしまいました。
Appleを追放されたジョブズですが、退職の際にAppleの株式を1株だけ残しすべて売却。
それを元手にすぐさま、NeXT Computer を創業しました。



ジョブズのApple復帰まで
ジョブズが追放された後の Apple は、まさしく暗黒期でした。
1987年に Newton と呼ばれる「PDA」の開発に乗り出したが、失敗。
PDAとは、スケジュール、ToDo、住所録、メモなどを管理、携帯するモバイル端末のこと。
【図 Newton(ニュートン)】
引用:wikipedia
Appleは、業績低迷が続く中で、会社を売却する交渉を進めていきます。
「IBM」「AT&T」「コダック」「キヤノン」「フィリップス」と売却交渉に望みましたが、その全てで実現することはありませんでした。
そんなAppleとは、対象的にジョブズの NeXT Computer は、徐々に業績を上げています。
Appleは立て直しを狙い、Macintosh に変わるOSとしてCopland の開発を進めましたが、その計画も頓挫。
次期Mac OS となる新たなOS を外部から調達することを決定し、他社のOSの調査と交渉を行うのでした。
いくつかの候補のなかでもBe社のBeOSが本命とされていました。
NeXT Computer
【図 NeXT Computerの製品】
引用:wikipedia
そういった動きの中、NeXT Computer の社員は、Apple が次期OS を外部に求めていると言う話を知り、ジョブズに打診します。
実は、当時、NeXT Computer は黒字ではありましたが、良好といえない経営状態でした。
この話を受けたジョブズは、開発したOS、OPENSTEP を、Apple 首脳陣に売り込みます。
Appleでは、さっそく BeOS と OPENSTEP の比較プレゼンテーションが行われました。
勝利を確信していたBe側は、事前準備を行わず「以前ごらん頂いた通り」と述べたのみ。
一方、ジョブズは完璧なプレゼンテーションを展開。
Be社は敗れ去ったのでした。
ジョブス、AppleのCEOに復帰
Appleの時期OSとしてジョブズの NeXT Computer が開発した OPENSTEPを 採用することとなり、1997年に Apple は NeXT Computer を買収。
この買収を受けてAppleに戻ったジョブズは、暫定CEOに就任しました。


Appleの逆転劇
Apple に復帰したジョブズは、ビジネスマンとしての才覚を発揮し、経営を一気に回復へと導きました。
Mac OS 8が大ヒット
引用:wikipedia
1997年に発売した「Mac OS 8」では NeXT Computer が開発した OPENSTEP のOS技術を導入しました。
そのことでMac OS が劇的に改良されたことで、Apple にとって久々の大ヒットとなりました。
さらにライバル会社であるマイクロソフトと業務提携を締結。
iMac
引用:wikipedia
1998年に発売した「iMac」では半透明の筐体を採用し、5色のカラーバリエーションは革新的でAppleに大きな売上をもたらしました。
この「iMac」のデザイン性は高く評価され、日本でもグッドデザイン賞を受賞したほどです。
ここから Apple の快進撃が続いていきます。
iPod
引用:wikipedia
2001年に発売された、大容量のハードディスクドライブ型携帯音楽プレーヤー「iPod」がヒット。
「iPod」は直感的な高い操作性と、管理ソフトである「iTunes」との連携機能により広く多くの人に浸透していきました。
2004年に発売した「iPod mini」はさらなる大ヒットとなり、売上も倍増となります。
iPhone
【図 初代iPhone】
引用:wikipedia
2007年に発売された「iPhone」で、Appleはスマートフォン市場にも参入。
「iPhone」は電話+iPod+インターネット端末、さらにマルチタッチスクリーンなどの先進的な技術を搭載し世界的に話題となりました。
「iPhone」は現在まで毎年のように新型機種が発売され、その都度最高利益を叩き出す、Appleの最高傑作となりました。
もっとAppleを知りたい方にオススメの本
さいごに
Apple の繁栄を築き上げたスティーブ・ジョブズ。
そんな、ジョブズは、2011年10月5日に膵臓癌で56歳の若さで亡くなってしまいました。
ジョブスが亡くなるまで、Apple社製品の歴史は激動だったということが出来ます。
亡くなった後でも、ジョブズが関わったApple製品に心酔する人は多いのは、製品に一種の「革命」を起こしたからでしょう。
当時、ジョブズを追放した役員は「一番後悔していることは、ジョブズを辞任に追い込んだこと」との言葉を残しています。
追放されてなかったら、さらに面白い製品を生み出していたかもしれません。
ただ、追放されたことにより、ジョブスはさらに進化したという見方もできるのが、ジョブズという人間の面白いところです。
最後に、スティーブ・ジョブズが関わった製品は、なぜこんなにも人々を魅了するのか?
そのヒントが垣間見れるようなスティーブ・ジョブズの名言をご紹介したいと思います。
「And most important, have the courage to follow your heart and intuition.」
(一番大切なのは、心の声や直感に従う勇気を持つことだ)
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ライトコードは、福岡、東京、大阪の3拠点で事業展開するIT企業です。
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