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    2020.09.05

    IT技術

    NLP(自然言語処理)ハンズオンでしくじった話

    神田先生

    (株)ライトコードの神田(かんだ)です。

    こんにちは。

    先日から JAWS-UG 横浜の運営スタッフの一員になりました。

    まだデビューしてないですが(笑)

    さて、緊急事態宣言中の4月に JAWS-UG の Connect と Media Services ハンズオンのチューターとして参加予定でした。

    こちらのConnect と Media Servicesのハンズオンについては、後日ブログにすることにします。

    今回は、その前にあった JAWS DAYS 2020 内であった、NLP(自然言語処理)ハンズオンでしくじった話をしようと思います!

    ※ちなみに Connect は、コールセンターをほぼノーコードで構築できるのでいいですよ。

    NLPハンズオンについて

    このNLPハンズオンについては、以下のサービスに関するものでした。

    1. Amazon Translate
    2. Amazon Polly
    3. Amazon Transcribe
    4. Amazon Comprehend
    5. Amazon Elasticsearch Service
    6. Amazon Cloud9
    7. Amazon Lambda

    まずは、各々のサービスを簡単にご紹介したいと思います。

    Amazon Translate

    ニューラル機械翻訳サービスで、深層学習を用いて正確で自然な翻訳を提供する言語翻訳自動化の一形態とのことです。

    また、高品質で高速な翻訳が可能で現在は55の言語に対応しているとのことです。

    Amazon Polly

    深層学習を用いてテキストの内容を読み上げるサービスで、現在は29の言語に対応しているとのことです。

    Amazon Transcribe

    Amazon Pollyとは逆のサービス。

    音声をテキストに変換するサービスでASR(自動音声認識)と呼ばれる深層学習プロセスを用いて、迅速かつ高精度に音声をテキストに変換するとのことです。

    Amazon Complehend

    機械学習を使用して、構造化されていないデータのインサイトと関係を明らかにする自然言語処理サービスとのことです。

    また、医療に特化したAmazon Comprehend Medicalというものもあります。

    Amazon Elasticsearch Service

    Elasticsearchを大規模かつ簡単でコスト効率の良い方法を使用して「デプロイ」「保護」「実行」する完全マネージド型サービスとのことです。

    Elasticsearchというと基盤構築が必要ですが、Elasticsearch Serviceを用いれば「新しいドメインの作成」ボタンをクリックすることで始めることができます。

    Amazon Cloud9

    クラウドベースの統合開発環境(IDE)で、裏側では「EC2」「S3」「EBS(Elastic Block Store)」等が動いています。

    Amazon Lambda

    言うまでもないですが、サーバレスコンピューティングサービスでAPI GatewayのリクエストやS3などのイベントトリガーで実行するサービスです。

    今回は、この中の Amazon Elasticsearch Service を用いたときにしくじった話をしようと思います。

    4月の請求書を見たら、なぜか19000円の課金が…!!

    さて、普段では1000円程度の課金しかしていません。

    ですが、4月だけはなぜか19000円の課金が発生…!!

    ひとまず課金状況を調査すると…

    Cost Explorerという課金状況のサービスを用いて、どのサービスで使っているか調べてみました。

    やっぱり、4月の期間だけ高額の課金がされていることが判明。

    リージョンの調査

    もう少し、どのリージョンの、どのサービスで課金をされていたのか調査をしてみました。

    上記の画像の通り、リージョンについてはオレゴン(us-east-2)、サービスはElasticsearch Serviceでやたら課金されていることが分かりました。

    課金の高額請求の原因は?

    高額請求の原因は一体なんでしょうか?

    請求書の項目に書いてあったのは

    1. Elasticsearch Serviceのインスタンスを立ち上げっぱなしのまま1ヶ月放置し、$5/日の課金をされていた。
    2. 使用しているElasticsearch Serviceのインスタンスタイプが高いもの($0.186/時間)だった。

    ということでした。

    自業自得ではありますが。。。

    この時用いていた Elasticsearch Service のインスタンスタイプは「r5.large.elasticsearch」でした。

    このインスタンスタイプの課金が $0.186/時間

    日単位ですと $4.46 が課金されることが分かります。

    Elasticsearch Serviceの料金は?

    この画像は、2020年5月時点のオレゴンリージョンのものですが、Elasticsearch Service には無料利用枠があります。

    インスタンスタイプは、「t2.micro.elasticsearch」で 750時間/月 が無料で利用できます。

    ちなみに既出になりますが、インスタンスタイプ「r5.large.elasticsearch」の課金は $0.186/時間、日単位ですと約$5 かかることになります。

    原因特定後は?

    原因が ElasticSearch Service の後始末をしていなかったことでしたので、以下の作業をしました。

    1. 立ち上げっぱなしだったElasticsearch Serviceのドメイン(インスタンス)を削除。
    2. Media Servicesハンズオンで使用していたElemental MediaLiveのチャネル及びElemental MediaPackageのチャネル・Endpointを削除。

    とにかく、Elasticsearch Service のドメインは立ち上げたままですと時間単位で課金されますので
    Elasticsearch Search のドメインは即削除しました。

    また、別のハンズオンで Media Services のもので Elemental MediaLive と Elemental MediaPackage でも課金がありました。

    そのため、チャネルと Endpoint を削除しました。

    なお、Media Services のハンズオンについては、別の機会でブログにしようと思います。

    クラウドサービスについての結論

    AWS に限らず、GCP や Azure でもいえるのですが、パプリッククラウドは用法用量を守って正しく使いましょう!

    実際に他の方の話しですが、ハンズオンで後始末をし忘れて、70000円の課金を受けたという話を聞いています。

    こんな風に、ハンズオンが終わってから、後始末を忘れて多額の課金をされることがあります。

    やはり、クラウドサービスは終わったら、後始末をするということを徹底することが大事だと思います!

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