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    2021.02.22

    エンジニアになろう!

    Swiftでguardを使うメリットと使い方をご紹介!

    Swift では guard を使った方がいい?

    Swift 2.0から追加された「guard」。

    基本的な使い方は if と同じで、定数や変数に nil が含まれていないか判断するために使われます。

    しかし、Swift では if よりも guard を使う方が断然おすすめなのです。

    今回は、guard を使うメリットと、その使い方について解説していきます。

    メリット①コードのメンテナンスがしやすい

    nil を確認してアンラップする記述に guard を使うと、コードが見やすく、メンテナンスが楽になります。

    guard と if の記述を比較

    実際に、guard と if のコードを比較してみましょう。

    guard

    guard は、下記のように記述します。

    1        let testint:Int? = nil
    2
    3        guard let unwrapint = testint else {
    4            return
    5        }

    if

    上のコードを if に直すと、こうなります。

    1        let testint:Int? = nil
    2        
    3        if let unwrapint = testintif  {
    4            print(“nilではない”)
    5        } else {
    6            return
    7        }

    やっていることは同じでも、guard の方が簡潔

    どちらも testint をオプショナル型として宣言し、nil を代入しています。

    もし、nil 以外の数字を代入している場合、testint から unwrapint へ数字が代入され、そのまま処理が継続されます。

    今回は、testint に nil が代入されているため、return が実行されて処理が終了します。

    両者とも同じ処理をしていますが、if よりも guard の方がシンプルな記述になっていますね。

    if だと分岐処理と以上処理の見分けがつきにくいですが、guard ならば一目で異常検知であることがわかります。

    このように、guard はスコープを抜けるための処理がより簡潔に書けるため、メンテナンスの負担を軽減するのです。

    メリット②変数や定数がその後の処理で使える

    if で nil を確認後に変数や定数を使う場合、if の{}の中でしか使用することができません。

    しかし、guard で nil を確認した変数や定数は、guard 処理後も使用することができます。

    一度確認したら、その後も確認する必要はありません。

    先ほどのコードで説明しましょう。

    guard

    1        let testint:Int? = 10
    2
    3        guard let unwrapint = testint else {
    4            return
    5        }
    6
    7        unwrapint = unwrapint + 1 //エラーにならない

    上記のコードでは、testint にオプショナル値の「10」が入っています。

    guard 文により、アンラップされたオプショナル値ではない10が「 unwrapint 」に入ります。

    unwrapint は guard 文の外でも使用できるので、その後の計算式で使えます。

    if

    それでは、if で記述した場合はどうでしょうか?

    1        let testint:Int? = 10
    2        
    3        if let unwrapint = testintif  {
    4            print(“nilではない”)
    5        } else {
    6            return
    7        }
    8
    9       unwrapint = unwrapint + 1 //エラーになる

    この場合、unwrapint は if 文の中でのみ使用することができます。

    もちろん、if 文の外で使用するとエラーになってしまいます。

    guard の方が、その後の処理をスムーズに行うことができるというわけです。

    さいごに

    今回は、Swift を使うならぜひ知っておきたい guard について説明しました。

    if と同じ処理をしますが、異常処理とアンラップが同時にできるため、guard の方が読みやすいコードを書くことができます。

    覚えておくととても便利なので、ぜひ guard を使ってみてくださいね!

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