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AnsibleでMacの環境構築をしてみた

AnsibleでMacの環境構築をしたい!

北村 北村さん

(株)ライトコードの北村です!

過去にAnsibleでMacの環境構築するネタをネットで拝見してまして、いつかやってみたいな~!と思ってました。

この度、会社からMac支給される運びとなり、これはビックウェーブに乗るしかないなと思い、ついに、機会が来たのでやってみます!

ハードル上げちゃうとあれなんで、よく使うツールが数コマンドで使えるようになれば良いなぁ、と

Ansible(アンシブル)とは?

Ansibleとは、構成管理ツールの1つで、主にサーバ構築に使われます。

(インフラ屋さんがよく使う認識)

「使うと何が嬉しいのか」を簡単に言うと『冪等性(べきとうせい)の担保』

そのため、複数台のサーバを同じ構成で設定する場合とか便利です。

類似ツールとしてChef、Puppetと言うのがあります。

しかし、Ansibleは、yaml形式で設定を記述することから、記述内容を読める人が多く、かつ学習コストが低いというメリットがあります。

(Chef、Puppetは、独自形式に設定を記載)

Macを新調する度、Ansible使えば、ばっちりツールが使えるようにセットアップされる(はずです!)

北村 北村先生
『冪等性の担保』とは、何度やっても結果が同じ、要は設定通りにサーバ構築されることです!

Macにインストールしたいツールたちはこちら

CLI

  1. zsh
  2. git
  3. wget
  4. vim
  5. tree
  6. openssl

GUI

  1. alfred
  2. iterm2
  3. Google日本語入力
  4. ブラウザ(chrome、firefox)
  5. エディタ(vscode、CotEditor)
  6. vagrant
  7. virtualbox
  8. slack
  9. postman
  10. teamsql
  11. フォント(ricty-diminished)

必要ソフトのインストール

まずは、必要なソフトをインストールしていきます。

Xcode

素直にAppStoreから。重たいんですよね。。。

Homebrew

準備/インストールをしていきます。

インストール完了!

いちお確認

OKです!(バージョン古いですね。ご愛嬌)

Ansible

いれたてのHomebrewでインストールしていきます。

いろいろ出てきたけど「ansible」をインストール

インストール開始!

あ゛。

openssl、はansibleの依存関連でインストールされる模様。

なのでplaybook(のvars)に、opensslの指定は不要ですね。

(でも、記載があっても影響無いからそのままにしとく)

インストール完了です!

playbook等設定ファイルの作成

続いて、playbook等のAnsibleの設定ファイルを作成します。

playbookは、平たくいえば構築手順を定義したファイルでyaml形式で記述します。

Ansibleはこのファイルを元に環境を構築していくみたいですね。

ファイル構成

以下な感じでいきます。

インベントリ

環境構築対象サーバの情報を記載。自分相手なのでlocalhostを指定します。
(~/setup/inventory)

setup.yml

playbook。

エントリポイントです。

(~/setup/setup.yml)

roles/homebrew

CLIツールのインストール設定を記載

  1. /tasks/main.yml … タスク
  2. /vars/main.yml … 変数(ここにインストールしたいツールを定義)

(./setup/roles/homebrew/tasks/main.yml)

(./setup/roles/homebrew/vars/main.yml)

roles/homebrew_cask

GUIツールのインストール設定を記載

  1. /tasks/main.yml … タスク
  2. /vars/main.yml … 変数(ここにインストールしたいツールを定義)

(./setup/roles/homebrew_cask/tasks/main.yml)

(./setup/roles/homebrew_cask/vars/main.yml)

playbookの実行

準備完了、setupディレクトリへ移動し以下実行します。

ansible実行

機は熟しました。

ついに、ansible実行します。

構文チェック

まずは、構文チェックまで。

む。

なにも出ない(分かりづらいですが、何も出なければ構文エラーは無い模様)。

続いて本番

CLI群

GUI群

virtualboxが失敗、以外はOKな模様。

(ちなみに上記実行後のbrew list)

virtualboxはカーネルを書き換えるため警告がでるとのこと。

[システム環境設定]>[セキュリティとプライバシー]の[一般]タブを選択 → 右下の「許可」ボタン(「Oracle〜のシステムソフトウェアの読み込みがブロックされました。」が表示されている箇所)
を押す必要がある模様。

許可して、もう一回ansible実行。

はい、エラーなし。

virtualbox入った!

以上で、ansibleでMacの環境構築できました!(インストールしたソフトを起動して確認)

オススメ本

Ansible実践ガイド
Ansible実践ガイド

 

さいごに

ansible化するメリットは、Mac変更する際にソフト何入れればいーのか一々旧マシン調べなくて良いのと、ちまちまコマンド打たなくて良いの2点に尽きるかと思いました。

(playbook等をバージョン管理等しているのが前提)

機会あれば、ぜひansibleでMacの環境構築してみてください!

こちらの記事もオススメ!

北村 北村先生
上で実行したplaybookをGithubに上げてみましたのでご参考までに
https://github.com/tamken/mac-brew-ansible

【追記】
teamsqlオワコンでしたorz。かわりにdbeaver入れました。

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