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  • 恐竜からハムスター!?コンピュータの「大きさ」の今と昔を比べてみた!

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    2020.09.12

    ITエンタメ

    コンピュータの「大きさ」の歴史

    ミツオカミツオカ
    師匠!PCの性能は急速に進化しているって話は聞いたのですが、PCのサイズの方の進化はどうなのですか?
    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    そうじゃな、同じ性能でも、より小さなPCで実現できるようになど、大きさも年々進化しておるぞ。
    ミツオカミツオカ
    師匠の器と同じですね!歳を取るにつれ…
    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    急に始まる悪口!

    コンピュータのサイズはどう進化した?

    どんどんスリム&軽量化していく現代のパソコン。

    実は、黎明期のコンピュータは、今の姿からは想像もつかない巨体でした。

    デスクの上に置くなんてとても出来ない、まさに恐竜サイズのデカさだったのです。

    それに比べれば、今のパソコンなんて可愛いペットのようなもの。

    今回は、「ハードウェアの大きさ」にフォーカスして、コンピューターの今と昔を比べてみようと思います!

    世界初のコンピューターはもはや倉庫!

    ENIAC

    世界初のコンピューター(電子計算機)は、1945年にアメリカで誕生した「ENIAC」です。

    稼働を開始したのは翌年からですが、当時は電気製品に真空管を利用していた時代。

    この ENIAC にも、約18,000本もの真空管が使用されていました。

    ちなみに、当時のテレビに使用されていた真空管はおよそ20本ほど。

    ENIAC の大きさがいかに規格外か、何となく想像できますよね。

    コンピューターというよりも倉庫

    そんな巨体を誇る ENIAC の全容はこちら!

    30m
    高さ2.5m
    奥行1m
    重量30トン

    これを見ればおわかりの通り、ENIAC 設置には倉庫1棟分のスペースが必要でした。

    処理能力は電卓以下

    ちなみに、肝心の処理能力はというと、1秒間に足し算が5,000回できるレベル。

    現在の電卓以下のスペックですが、これでも当時は最速の計算機でした。

    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    消費電力はおよそ 120kw から 150kw で、電源を入れた途端、街中の灯りがトーンダウンしたという伝説があるほどじゃ
    ミツオカミツオカ
    街中に影響が出るほどの電力を消費しても、今の電卓よりも低い性能とは、今考えると少し笑ってしまいますね

    1950~1960年代:倉庫からワンフロアへ

    EDVAC

    ENIAC の次に登場したのは、1952年にアメリカで開発された「EDVAC」です。

    こちらは一部をダイオードでまかなったため、真空管は 約6,000本、重量7,850kg と、ENIAC から大幅にサイズダウンしました。

    消費電力も 56kw まで減ったものの、それでも設置面積は約46㎡。

    やはりワンフロア分のスペースが必要でした。

    設置スペースより深刻な問題が…

    しかし、設置スペースの確保よりも大変だったのは、オペレーションだったとのこと。

    24時間稼働させるためには、多くの人員が必要でした。

    スタッフは8時間交代でシフトを組み、操作に当たっていたそうです。

    IBM System/360

    出典:Wikipedia

    続いて時代の寵児となったのは「IBM System/360」。

    1960年代半ばに登場したメインフレームコンピューター(大型コンピュータです。

    何部屋も見回りして動作チェック

    メインフレームは、コンポーネントの構成によっては、一部屋分のスペースが必要となるシステムです。

    しかし「IBM System/360」のような初期のメインフレームは、一部屋だけでは足りず、複数の部屋に機器を配置していました。

    ミツオカミツオカ
    動作チェックするのに何部屋も見回るのは、相当な手間だったでしょうね…
    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    確かにそうじゃな。倉庫スペースから小さくなったとはいえ、まだまだ多大な労力が必要だった時代じゃな

    1970~2000年代:ワンフロアからデスクの上へ

    1970年代に入るとマイコンが出現し、そこからパソコンの歴史がはじまります。

    ここでようやくワンフロアを占拠していたコンピューターが、個人のデスク上に収まるサイズになってきました。

    デスクトップパソコン

    出典:Wikipedia

    1979年、 NEC が「PC-8001」をリリースしました。

    これが、商業的に成功した国産初のパソコンだと言われています。

    以下の4点を備えた、デスクトップパソコンのセットでした。

    1. キーボード付き本体
    2. カラーディスプレイ(CRT)
    3. フロッピーディスクドライブ
    4. 拡張ユニット

    ディスプレイの進化

    当時のディスプレイはブラウン管なので、かなり奥行きがありました。

    そのため、デスク上といっても広いスペースが必要で、パソコン用ラックに設置する人も多くいたようです。

    現在のディスプレイは、「液晶」や「有機EL」が主流なので、CRT と比べれば劇的なスリム化を果たしているといえますね。

    ノートパソコン

    出典:Wikipedia

    実は、ノートパソコンは日本が元祖

    1989年に東芝が発売した「Dynabook J-3100SS」が世界初のノートパソコンです。

    A4 ファイルサイズ、重量は 2.7kg という画期的な小型化でした。

    2000年代から脚光を浴びる

    2000年代に入ると、デスクトップ型に変わり、ノート型が主流になってきます。

    当初はサブ機として使われることが多かったですが、現在は CPU の性能も格段にアップ

    ただ、「充電の手間」や「衝撃への弱さ」などデメリットは、いまだに存在します。

    でも、今の時代、持ち運びができないことは考えられないでしょう。

    恐竜のように大きかったコンピュータは、今は手軽に持ち運んで、どこでも触れるようになったのです!

    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    今やコンピュータは、ハムスターのように、お利口で可愛いペットのような存在で、私達の生活に溶け込んでしまったの!
    ミツオカミツオカ
    まるで、にゃんこ師匠のようですね!

    さいごに

    今回は、「コンピューターの大きさ」にスポットを当てて、今と昔とを比べてみました。

    今や、コンピュータは、スマホのような手のひらサイズにまで小さくなりました。

    最初にコンピュータを考えた人は、ここまで小さくなることを予測していたでしょうか…

    しかし、進化というのは我々の想像を遥かに超えてくるのが、世の常。

    古代から生物は環境に合わせて進化を遂げてきましたが、コンピュータもそれと同じです。

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    時代の要請に応じて、用途ごとに使いやすいサイズに自在に変化してきたのじゃな!
    ミツオカミツオカ
    今後もどのように進化していくのか、目が離せませんね!師匠の進化にも期待してます!
    にゃんこ師匠にゃんこ師匠
    え!?しゃべれてプログラムできる猫って十分進化の先端にいってね?
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