Twitter創業者「ジャック・ドーシー」
今日も◆▲◎ちゃんはかわいいの~…
あ、メッセージ送らんと…
つ、Twitterをやっておんたんじゃ
Twitterの勉強をじゃな…
そうじゃ!Twitterは誰が作ったか知っておるか!?
第二のジョブズと言われる「ジャック・ドーシー」
Twitterは、世界で3億人以上の利用者がいる世界最大規模のSNS。
国内でも、幅広い年齢層から支持を得ているので ご存じだとは思います。
しかし、創業者のジャック・ドーシーについては意外と知らない人は多いのではないでしょうか?
IT業界では、「第二のジョブズ」と呼ばれるほどの人物。
それにもかかわらず、意外と認知度はさほど高くありません。
そこで今回は、「ジャック・ドーシーとはどのような人物なのか?」「なぜ第二のジョブズと呼ばれているのか?」を解説したいと思います!
ジャック・ドーシーの少年時代から神童
出典:Wikipedia
Twitterを開発したジャック・ドーシーは、非常に洞察力の優れた人物で、本質や必要なサービスが何であるのかを見抜く力がずば抜けています。
また、カリスマ性もありました。
そして、勉強よりも芸術や音楽を愛する感性がありました。
そんな、ジャック・ドーシーは、スティーブ・ジョブズと似てる点も多くあります。
今回は、スティーブ・ジョブスの人生もご紹介しながら、解説していきたいと思います。
まずは、幼少期からスタートです!
幼少期からパソコンを使いこなす
ジャック・ドーシーは、1976年にアメリカのミズーリ州セントルイスで生まれました。
8歳になると、すでに Apple社のマッキントッシュを使い始めます。
10歳になった頃には、IBMのPCを完壁に使いこなすエキスパートになるほど、パソコンにのめり込んでいきました。
ジャック・ドーシーがPCを使いこなすようになった要因として、彼が幼少期の頃に言語障害を持っていたことが理由の1つとされています。
当時は友達と普通に会話をするのが難しかったため、PCを素早く打つという技術を磨き、コンプレックスを克服したのでした。
14歳でタクシー会社のサービスを作る
14歳になったジャック・ドーシーは、タクシーなどの交通システムに興味を持ちます。
そして、すでに高いPC技術を持っていた彼は、タクシーの配車サービスのソフトを作り、オープンソースで誰でも使えるようにWEBで提供しました。
現在でも、ジャック・ドーシーが作った配車サービスを使っているファンが存在するほどの出来栄えでした。
ちなみに、スティーブ・ジョブズも大学生の頃に、「ブルーボックス」という電話サービスを開発しており、若くして開発実績を作った共通点があります。
音楽大好きで大学中退
10代のジャック・ドーシーは、パンクバンドが大好きな青年でした。
髪の毛は青色や金色などに染め、耳や鼻にピアスを空けており、コンピューターのみを突き詰めるような性格ではありませんでした。
いちおう進学はしますが、地元のミズーリ工科大学を2年で中退し、その後再び、ニューヨーク大学へ進学します。
が、また中退してしまいます。
ここでもスティーブ・ジョブズとの共通点が見えてきますね。
ジョブズもカジュアルな大学の出身であり、必修教科よりも音楽やアートなどに強いこだわりがありました。
会社がピンチ!からのTwitterを閃く!
エヴァン・ウィリアムズ氏
出典:Wikipedia
24歳でODEO社に勤務するも業績は悪化
24歳になったジャック・ドーシーは、ウェブ上でタクシーなどを手配する会社を立ち上げます。
その後、ポッドキャスティングの配信をおこなう会社であった ODEO社に勤務していました。
しかし、Appleなどの大企業がポッドキャスティングに参入してきたことで業績が悪化し、最終的に経営破綻に追い込まれる事態になります。
Twitterのアイディアを発案する
当時、携帯電話のメールサービスは、キャリアが異なる携帯電話同士だとメールが送れない時代でした。
そのため、ビジネスマン達は AOL が提供している「インスタントメッセンジャー」というサービスを使い、自身の状態を伝えていました。
例えば、「会議で席を外します」や「今日は〇時に会社へ戻ります」などのように、メールで伝えられない相手へ自分の現状を伝えるツールとして活躍していたのです。
そして、インスタントメッセンジャーは、ビジネスマン以外の若者にも使われるようになっていきます。
「ご飯を食べている」「音楽を聴いている」など日常で「今何しているか?」を発信するのが流行りとなっていました。
ここに目を付けたジャック・ドーシーは、「世の中には自分の状態を広く発信したい人がいる!」と閃きます!
ODEOからTwitterへ独立
Twitterの案を、当時の ODEO社 社長であるエヴァン・ウィリアムズに話したところ、起業する方向で話が固まります。
そして、30歳になったジャック・ドーシーは、エヴァン・ウィリアムズとビズ・ストーンと共にODEO社からTwitter社を独立起業させました。
その後、ジャック・ドーシーが考えた、140文字以内でテキストのみを発信するサービスをビズ・ストーンが2週間で完成させます。
当時、ショートメッセージを他のキャリアに送信出来るようになった携帯電話でしたが、160文字の制限がありました。
これに対抗して、よりサーバー負荷を減らした140文字になったと言われています。
Twitter設立したが…自由人過ぎてクビに
共同設立したTwitterは世界的にヒット
ジャック・ドーシーの思惑通り、限定された文字数で情報発信をおこなうTwitterは、世界的に大人気となります。
しかし、予想以上のユーザー急増に伴い、Twitter社のサーバーダウンが頻発します。
サーバーダウンの対応は、Twitterの信用に関わるため、従業員や役員は総出でサポートをおこなっていました。
やりたい事をやりすぎてCEOを解任される
しかし、ジャック・ドーシーは、仕事よりもプライベートを優先する、まさに自由人でした。
Twitterのサーバーがダウンして忙しい時期に、ファッションデザイナーになりたいと考えていました。
夢を叶えるべく、裁縫教室に通いはじめます(笑)
おまけに、ヨガ教室にも通ってました。
そのような感じで、労働だけに熱意を注ぐ仕事人間ではありませんでした。
その頃、Twitter社は世界的なグローバル企業となっておりました。
このような勤務態度を問題視されたジャック・ドーシーは、32歳でCEOを解任されてしまいます。
ちなみに過去に、スティーブ・ジョブズも Apple の CEO を解任されており、そこも共通点ということもできます。
クビにも負けず、Square社を設立!
友人の店で事業アイディアを得る
Twitter社のCEOを解任されたジャック・ドーシーは、友人の吹きガラス工房を訪ねます。
世間話をしていたところ、工房に来ていたお客さんが商品を購入しようとしました。
しかし、その工房ではクレジットカード決済機能が無かったため、お客さんは何も買わずに帰ってしまいます。
その光景を見たジャック・ドーシーは工房の友人に、「なぜクレジットカードを導入しないのか?」と尋ねます。
すると友人は、
「クレジットカードはレジ設備や手数料が高い」
「小さなビジネスから始めた人からすると、導入の敷居が高い」
という事を話しました。
これにヒントを得たジャック・ドーシーは、「誰でも手軽に現金以外で支払える機能があれば便利」だと考えます。
33歳でSquareという会社を立ち上げ
出典:Wikipedia
友人の工房でヒントを得たジャック・ドーシーは、33歳で Square という会社を立ち上げます。
Squareは、日本でもお馴染みになってきた、クレジットカードをスマホで読み取り決済できるサービスです。
このサービスのおかげで、レジを持っていない小規模店でもクレジットカード決済がおこなえるようになりました。
当時、非常に画期的だったこのサービスは、瞬く間に知名度を広げ、業績は右肩上がりに伸びていきます。
そういえば、スティーブ・ジョブズも Apple の CEO を解任された後、他業種のピクサーにてトイストーリーを当てて成功していますね。
Twitter社は権力争いで大混乱
一方、ジャック・ドーシーが抜けたTwitter社は、権力争いが発生し、社内は混乱を起こします。
なんと、5年間で4人以上のCEOが解任され、リーダーとなる人物が定まらずにいました。
会社自体の収益は上がっているものの、既に頭打ち状態。
4億人を目標としていたユーザーの人口も伸びなくなっていました。
それに加え、「Facebook」や「Instagram」に加えて「Snapchat」などのSNSが流行。
世間では「Twitterはオワコンでは?」という風潮になってきていました。
ジャックがTwitter社に戻ってくるってよ
このままではいけないと考えた Twitter社 は、Square を大きく成長させたジャック・ドーシーに希望を見い出しました。
そして、「Square社を辞めて、Twitter社のCEOに戻って欲しい」とジャック・ドーシーに伝えます。
ですが、ジャック・ドーシーは、
Square社のCEOを兼任させてもらえないのであれば、Twitter社には戻らない
と言い放ちます。
Twitter社は、それを承諾し、Twitter社に再びカムバックさせたのでした。
そして、ここにもスティーブジョブズとの類似点は存在しますね。
スティーブ・ジョブズも、1度は Apple の CEO をクビになりますが、再び Apple の CEO を務めています。
Twitter社からは給料をもらっていない?
スティーブ・ジョブズは、世界一給料の安いCEOとして知られていました。
彼は、Appleから給料を貰わずに 0円 で務めていたのです。
ちなみに、ジャック・ドーシーは、Twitter社からの給料を140円貰っています。
これは、Twitterの文字数140文字から来ており、スティーブ・ジョブズと同様に、お金で仕事をしない性格がうかがえますね。
さいごに
- 学生の頃に開発をおこなう
- 音楽や芸術を愛し、勉強よりもアートや宗教学などに興味を持つ
- エリート大学ではなく、カジュアルな大学へ進学する
- 企業のCEOになるもクビになる
- 他業種で成功し、再度クビになった会社のCEOを務める
このように、ジャック・ドーシーの経歴は、スティーブ・ジョブズと似通った部分が多く存在します。
それもあって、「第二のジョブズ」と業界では呼ばれているのです。
カリスマであるジャック・ドーシーが CEO として戻ってきた Twitter 社は、今後どのような姿を見せるのでしょうか?
解任後、CEOとして戻ってきたスティーブ・ジョブズは iPhone や iPad というアイディアで、窮地に合った Apple を救いました。
ジャック・ドーシーは Twitter 社の現状を救い、本当の意味で「第二のジョブズ」になることが出来るのか?
まさに、世界が注目しているのです。
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