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  • 【iOSアプリ開発】プロビジョニングプロファイルを作成するには?

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    2020.04.02

    エンジニアになろう!

    iOSアプリ開発で必要なプロビジョニングプロファイルを作成をする

    iOS開発をしていると遅かれ早かれ辿り着く、「証明書周りの設定」。

    頻繁にする作業ではないので、ついつい忘れてしまいがちです。

    せっかく自分でアプリを開発しても、iPhoneにアプリをダウンロードできなかったら、寂しい気持ちになりますよね。

    それでは、Xcode で作ったアプリを、iPhone にダウンロードするのに必要な、「プロビジョニングプロファイル」

    この「プロビジョニングプロファイル」の作成を、ご紹介したいと思います!

    前提条件

    前提条件として、下記の内容は済んでいるものとして、話を進めていきます。

    1. MacへのXcodeダウンロード
    2. iPhone開発端末の準備
    3. Apple developer programへの登録

    プロビジョニングプロファイルとは?

    「プロビジョニングプロファイル」とは、「証明書」+「App ID」+「端末のUDID」が一体になったものです。

    これを Mac にインストールすれば、自分で作ったアプリを iPhone端末にダウンロードできるようになります。

    xxx.mobileprovision」という形のファイル名が特徴になります。

    では早速、順番に詳しく見ていきましょう!

    証明書の作成

    まずは、使用している Mac の「キーチェーンアクセス」から、「証明書署名要求(CSR)」を作成します。

    キーチェーンアクセスの、

    キーチェーンアクセス > 証明書アシスタント >  認証局に証明書を要求

    から「CSR」を作成していきます。

    すると、下記画像のように入力事項が出るので、それぞれ入力していきます。

    ユーザのメールアドレスapple developer program に登録しているメールアドレスを入力
    通称他の証明書と区別がつく名前を記入
    CAのメールアドレス(※空白にします)
    要求の処理「ディスクに保存」をチェック

    以上の項目を入力した後、「続ける」を押します。

    公開鍵/秘密鍵のペアを作る

    その後、公開鍵/秘密鍵のペアを作る画面が表示されるので、下記の内容を選択します。

    鍵の暗号強度:2048ビット
    アルゴリズム:RSA

    これで、「CSR」のでき上がりです。

    Apple Developer Centerで証明書を作る

    その後、「Apple Developer Center」で、証明書を作っていきます。

    同サイトの、「Certificates, Identifiers & Profiles」から証明書ファイルを追加します。

    この時、証明書にも種類があるので、注意が必要です。

    プッシュ通知を使う場合の証明書

    プッシュ通知を使う場合、2つ証明書を作成する必要があります。

    Development:開発用

    iOS App Development通常時
    Apple Push Notification service SSL (Sandbox)通知を利用する場合

    Production:本番用

    App Store and Ad Hoc通常時
    Apple Push Notification service SSL (Production)通知を利用する場合
    Pass Type ID CertificatePassBook用
    Website Push ID CertificateSafari通知用

    必要な証明書の種類を選択して、先ほど作成した CSR をアップロードする事で、証明書(CER)を発行できます。

    発行した証明書を Mac にダウンロードして、キーチェーンに読み込まれているかを確認して、完了となります。

    App ID

    「App ID」は、アプリと1対1に紐付く ID の事です。

    「Apple ID」とは全く違うものなので注意してください。

    Apple developerサイトの「Certificates Identifiers & Profiles」から新規で作る事ができます。

    App ID は、「SampleAPP」のように作成します。

    Bundle IDを作成

    この App ID を使って、「Bundle ID」を作っていきます。

    Bundle ID は、プロジェクト作成の時に使うくらい重要なものになります。

    これは、ドメイン名を逆に書いた「リバースドメイン名」と「アプリ名」の組み合わせで作る事が多いです。

    例えば、ドメインが「https://sample.com」で、アプリ名が「SampleApp」の場合、「com.sample.SampleApp」という風に Bundle ID を決めます。

    これで「App ID」と「Bundle ID」は作成完了です。

    UDID

    最後に、「UDID」についてです。

    「UDID」とは、「Unique Device Identifier」の略称で、文字通り、端末に固有のIDを指します。

    調べ方は簡単で、実機を Mac を繋いで、iTunes の画面で確認する事ができます。

    概要に「iPhone のシリアルナンバー」が表示されるので、このシリアルナンバーをクリックすると、「UDID」が表示されます。

    プロビジョニングプロファイルの作成

    いよいよ、プロビジョニングプロファイルの作成に入ります。

    作成は、下記の手順で進めます。

    【1】Apple developerサイトの、「Certificates Identifiers & Profiles」から「Device」を選択

    【2】先ほどの「UDID」の端末を選択し登録すると、端末情報が紐づいたプロビジョニングプロファイルが作成される

    【3】端末情報が紐づいたプロビジョニングプロファイルが作成される

    以上で、UDID を登録した端末に、アプリをダウンロードできるようになります!

    さいごに

    以上で、プロビジョニングプロファイルの作成は完了です!

    ここまでできれば、後は思う存分開発を楽しむ事ができますね。(TestFlight配信も、少し面倒ではありますが…)

    Xcode の設定画面で多発していた、「code signingエラー」とはもうオサラバです!

    皆さんも、ガンガン自分でiOSアプリを作成し、充実したエンジニアライフを送っていきましょう!

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