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  • 【番外編】Responder + Firestore でモダンかつサーバーレスなブログシステムを作ってみた【Pythonでコードをハイライトする】

    メディアチームメディアチーム
    2020.09.07

    IT技術

    番外編

    本連載「Python Responder + Firestoreでモダンかつサーバーレスなブログシステムを作ってみる」は全10回で終了しました。

    前回の記事はこちら

    featureImg2020.08.20【第10回】Responder + Firestore でモダンかつサーバーレスなブログシステムを作ってみた【ブログ完成!!】第10回~モダンなフレームワークの使い方を学びながらブログシステムを構築~連載「Responder + Firesto...

    コードハイライトを実装しよう!

    番外編となる今回は、「コードハイライト」で記事個別ページのデザインを整えたいと思います。

    デザインは各自お好きなもので良いのですが、便利なツールをご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!

    シンタックスハイライト

    記事にコードを挿入する場合、Qiita や Github では以下のような記法をしますね。

    1```python
    2import numpy as np
    3
    4a = np.arange(0, 100, 2)
    5print(a)
    6```

    これが HTML になると、言語によって自動で色付けされ、とても便利なんです。

    本ブログシステムもそれを目指そうと思います。

    markdown + pygments

    今まで Markdown → HTML の変換は、Python の markdown ライブラリを使用してきました。

    実は、コードブロックにも対応しているのですが、ハイライト機能は Pygments というライブラリで拡張する必要があります。

    では、さっそくやってみましょう!

    インストールと CSS 取得

    インストール

    まずは、インストールから。

    1$ pip install Pygments

    テーマを選択

    そうしたら、テーマを選び、手元に CSS を落とします。

    テーマは以下の通り。

    1>>> from pygments.styles import STYLE_MAP
    2>>> print(STYLE_MAP.keys())
    3dict_keys(['default', 'emacs', 'friendly', 'colorful', 'autumn', 'murphy', 'manni', 'monokai', 'perldoc', 'pastie', 'borland', 'trac', 'native', 'fruity', 'bw', 'vim', 'vs', 'tango', 'rrt', 'xcode', 'igor', 'paraiso-light', 'paraiso-dark', 'lovelace', 'algol', 'algol_nu', 'arduino', 'rainbow_dash', 'abap', 'solarized-dark', 'solarized-light', 'sas', 'stata', 'stata-light', 'stata-dark', 'inkpot'])

    どんなテーマがあるの?

    実際のテーマは、以下のページが参考になりますよ。

    【Pygments style gallery!】
    https://help.farbox.com/pygments.html

    載っているのはごく一部ですが、この中からお好きなものを選ぶといいでしょう!

    static ディレクトリに落とす

    今回は「monokai」を選択して、static ディレクトリに落とします。

    1$ pygmentize -S monokai -f html -a .codehilite > static/highlight.css

    layout.html に CSS を追加

    そして、layout.html に、この CSS を追加します。

    1<link rel="stylesheet" href="/static/highlight.css">

    これだけで導入は OK です。

    Python側の設定

    Python 側では、マークダウンから変換する際のextensions を変更します。

    1md = markdown.Markdown(extensions=['tables', 'fenced_code', 'codehilite'])

    これでOKです。

    各所に追記しておきましょう。

    動作例

    動作確認してみると、こんな感じです!

    ハイライト例: Monokai (余白は要調整)

    行番号を入れる

    行番号を入れる場合は、markdown > extensions > codehilite.py の以下の部分を直さなければなりません。

    1class CodeHiliteExtension(Extension):
    2    """ Add source code hilighting to markdown codeblocks. """
    3
    4    def __init__(self, **kwargs):
    5        # define default configs
    6        self.config = {
    7            'linenums': [True,  # None,
    8                         "Use lines numbers. True=yes, False=no, None=auto"],
    9            'guess_lang': [True,
    10                           "Automatic language detection - Default: True"],
    11            'css_class': ["codehilite",
    12                          "Set class name for wrapper <div> - "
    13                          "Default: codehilite"],
    14            'pygments_style': ['default',
    15                               'Pygments HTML Formatter Style '
    16                               '(Colorscheme) - Default: default'],
    17            'noclasses': [False,
    18                          'Use inline styles instead of CSS classes - '
    19                          'Default false'],
    20            'use_pygments': [True,
    21                             'Use Pygments to Highlight code blocks. '
    22                             'Disable if using a JavaScript library. '
    23                             'Default: True']
    24            }
    25
    26        super().__init__(**kwargs)

    特定の行をマークアップ

    特定の行をマークアップさせたい場合は、以下のように指定してください。

    1```python hl_lines="5 17"
    2nanikashirano code
    3```

    行全体にかかるわけではありませんが、強調させたい時には便利ですね。

    Monokaiでのマークアップ (ついでに pre{ padding: 10px;} としてみた)

    さいごに

    番外編である今回は、「コードハイライトの実装」を行いました。

    これで、本連載も完全に終了です!

    長い間、ありがとうございました!

    次の連載企画にも、ぜひご注目ください!

    ソースコード

    なお、「本連載で制作したコードをちょっと扱いやすくしたもの」が Github にありますので、ぜひご自分で動かしてみてください!

    【ソースコード:Github】
    https://github.com/rightcode/python-firestore

    これをもとに、オリジナルのブログシステムを作るのも良いですよ!

    第1回の記事はこちら

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