Wikipediaの発明者 ジミー・ウェールズ
Wikipediaの創設者「ジミー・ウェールズ」ってどんな人?
スマホやパソコンで情報を探すとき、必ずと言っていいほど見るページが、Wikipedia(ウィキペディア)。
ちょっと検索しただけでも、上位に出てきますね!
しかも、いちいちログインする必要がなく、調べたい情報はすぐに見ることができます。
そんな Wikipedia は、なんと月平均で1億PVを突破!
2020年9月時点で 313言語で利用され、純記事数は 5460万以上という、巨大ネット百科事典となりました。
創設者「ジミー・ウェールズ」を紐解く
出典:Wikipedia
この巨大ネット百科事典を生み出した、創設者「ジミー・ウェールズ」とは、一体どんな人物なのでしょうか?
あまり知られていない、彼の「生い立ち」や「Wikipedia ができるまでの過程」などを、ここでは紹介していきます。
では早速、創設者ジミー・ウェールズの生い立ちから、紐解いていきましょう!
4歳のときにハマっていたのは百科事典
ジミー・ウェールズは、1966年にアメリカのアラバマ州で生まれました。
そんな彼の幼少期はちょっと特殊で、4歳のときにハマっていたのは、なんと百科事典!
あの分厚い本を、読みふける日々を過ごしていたのです。
この時点で、なんだか異才な感じが漂っています…
中学生のときに興味を持ったものは?
中学生になったジミー・ウェールズは、プログラミングに興味を持ち、知識をつけていきました。
キッカケは、伯父がパソコン店を営んでいたこと。
このキッカケが、後に生きてくるわけですね!
名門大学を卒業した後は?
ジミー・ウェールズは、名門アラボマ州オーバーン大学へ進学します。
その後、無事に卒業した彼は、起業するのではなく、就職の道を選びました。
彼が選んだ企業は、シカゴの先物オプション企業である「シカゴ・オプションズ・アソシエーション」。
ここで、ディーラーとして働いていたのです。
ところがなんと、彼は、1996年に会社を辞めてしまうのです…!
誰でも閲覧可能なネット上の百科事典を作りたい!
会社を辞めたジミー・ウェールズは、1996年にティム・シェルと一緒に独立。
このとき設立したのが、検索エンジン会社である「Bomis(ボミス)」です。
Bomis では、検索エンジンサイト「bomis.com」を開始し、主に広告販売で収益を得ていました。
ちなみ、サイトは2010年頃まで運営していたそうです。
Wikipediaの前身「Nupedia(ヌーペディア)」の誕生
「bomis.com」を運営する傍ら、ジミー・ウェールズは、
インターネット上で誰でも閲覧が可能な百科事典を提供したい
と、考えるようになります。
幼少期の百科事典を読む生活が、ここにきて、活きてきたわけですね!
その後、Bomis で得た利益で、インターネット上で展開する百科事典「Nupedia(ヌーペディア)」を始めます。
ちなみに、Nupedia という名称は、下の2つの単語を組み合わせた造語です。
- 百科事典の英単語である「Encyclopedia」
- フリーソフトウェアプロジェクトの「GNU」
Nupediaの失敗
ところが Nupedia には、いくつかの欠点がありました。
それら欠点は、次の通り。
- サイト上の情報の配付は完全にフリー、執筆者は学者に限定
- 記事投稿に厳格な審査制を導入していた
これら欠点があり、記事が反映されるまでに、多くの時間が必要となってしまったのです。
これでは、スピード感もなく、発展もできません。
結果として、 Nupedia は失敗に終わってしまったのでした…。
諦めないジミー・ウェールズ
もちろん、ジミー・ウェールズは、ここで諦めません。
Nupedia の査読者であった、「ラリー・サンガー」の意見を取り入れ、新たなプロジェクトを想起!
そこで取り入れた意見は、
- 記事の投稿や編集を完全に自由化
- 執筆するための中継役として「wiki」を採用
するというアイディアでした。
ちなみに「wiki」とは、誰でも気軽に簡単に、Webページを編集できる機能のことです。
Wikipedia開設、そして世界中で愛されるサイトへ
いよいよ2001年、Nupedia からグッと進化した、「Wikipedia」がリリース。
Wikipedia は、誰でも簡単に項目を作っては加筆できると、話題になりました。
そんな特長から、有志が集まり、盛んに記事執筆がされていったわけですね!
その結果、瞬く間に膨大なコンテンツが生まれ、インターネット最大規模の百科事典サイトとなったのでした。
さいごに
Wikipedia が開発されるまでには、失敗もありました。
ジミー・ウェールズは、それでも行動し続け、「誰もが気軽に使える百科事典」を世に生み出したのです。
彼の功績のおかげで、今の私たちは、情報を簡単に知ることができるようになりました。
Wikipedia はこれからも、気軽に使える百科事典として、世界中で愛用され続けそうですね!
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