WordPress創始者マット・マレンウェッグ
WordPressの創始者は誰?
自作ホームページやブログを書こうと思ったとき、まず候補となるのが、この「WordPress」ではないでしょうか?
実際の利用者も、かなり多いですよね!
今や、世界のWebサイトの35%以上が、WordPress によって作られています。
ところで、WordPress の創始者が、誰だか知っていますか?
案外、「知らない」という方が、多いのではないでしょうか?
WordPress創始者は「マット・マレンウェッグ」!
出典:Wikipedia
WordPress の創始者は、アメリカ人のマット・マレンウェッグという人物です。
あまり耳にしたことがない人物ですが、彼は2008年、ビジネスウィークというビジネス誌が選んだ「インターネットで最も影響力のある25人」に選ばれています。
このとき、かの有名なスティーブ・ジョブズも選ばれていました。
これだけでも、すでにスゴイの一言ですね!
さらに驚きなのは、当時のマット・マレンウェッグの年齢。
わずか24歳での功績で、最年少という記録を打ち立てたのです!
なぜ、そんなに若くして、ここまで偉大な人物に成長することができたのでしょうか?
次から、「彼の生い立ち」と「WordPress作成のきっかけ」にも触れながら、そのヒントを探っていきましょう!
「サックス」と「インターネットいじり」が好きだった幼少期
マット・マレンウェッグは、1984年1月11日、アメリカのテキサス州で生まれました。
幼少期から音楽に興味を持っていた彼は、小学生の時にサックスを始めて、練習する日々を送ります。
父親はというと、油田関係の職に就いており、コンピューターサイエンスの学位も持っていました。
そんな父親とマットは、休日になると、2人でコンピューターいじりをして遊んでいたそうです。
自然とコンピューター触れる環境が、彼にはあったわけですね!
一見関係のない2つの趣味
「サックス」と「コンピューター」という、あまり関係がなさそうな2つの趣味。
この2つは、幼少期のマット・マレンウェッグの生活を、充実させていました。
ちなみに、WordPress の各バージョンの開発コードネームには、著名なジャズミュージシャンの名前が付けられています。
このおちゃめなネーミングは、「ソフトウェアの堅苦しそうなイメージを振り払いたい」という、彼の想いからでした。
大学でブログの魅力に引き込まれる
そして、大学生になったマット・マレンウェッグは、デジタルカメラを購入します。
そのカメラを使って撮った写真を、友人や家族と共有するために、ブログを始めました。
そこで彼は、ブログの面白さに気づきます。
世界中の人に自分の意見を発信できることに、「感動」と「恐ろしさ」を感じたのです。
そんな彼は、どんどんとブログに熱中。
それと同時に、自分が扱っているブログツールの扱いづらさも、感じるようになりました。
やがて、フラストレーションが日々溜まっていきます。
そんな時、ブログソフトウェアの1つである、「b2」と出会ったのです。
「b2」との出会いと事件
マット・マレンウェッグは、「b2」と出会ってから、フォーラムに参加するようになりました。
そして、プログラミングのスキルはめきめきとアップをしていきました。
そしてついに、自分でコードを作成することに成功します。
そんな彼は、「世界の誰かが自分の書いたコードを使っている」という経験をして、喜びで満ちあふれたそうです。
そんなある日、事件が起きました。
「b2」の創始者のひとりが、失踪してしまったのです。
愚痴をブログに書いたのがWordPress作成のきっかけに
「b2」の開発ができなくなってしまったマット・マレンウェッグは、大きく失望します。
そして、その不満はもちろん、下に紹介する主張も自身のブログに書き込んだのでした。
新しいソフトウェアを作るなら、b2 にプラスして、何か良さがあるものにするべきだ
すると、その投稿が、イギリス人のマイク・リトルの目に留まります。
マイクはマットに、「自分と一緒にソフトウェアを開発しないか」と提案。
この話に大いに賛同したマット・マレンウェッグは、新しいソフトウェアを作ることを決心し、開発に取り組んだのです。
これが、WordPress が作られるキッカケとなったわけですね!
日本人の翻訳者に感銘を受けて努力を続けた
WordPress を始めた当初は、アメリカでは9割のユーザーが、ほかブログツールを使っていました。
マット・マレンウェッグは、このシェアの伸び悩みに直面していたのです。
そんな中、ある日本人のユーザーが、WordPress をダウンロードします。
すると、その日本人は、WordPress にある何千ものコードを、日本語に翻訳したのです。
マット・マレンウェッグは、その事実を知ると、とても驚き、そして同時に感激しました。
自分の作ったツールを使い、ここまで努力をしてくれる人がいるのか。
アメリカ国内だけでなく、ほかの国でも使ってくれる人がいるなら、WordPress は世界的にも成長できる可能性がある。
そう確信し、努力を続けていくことを決心しました。
批判を受けたことが逆に原動力になった
ブログソフトを始めたとき、マット・マレンウェッグは、周りから「新しいブログソフトウェアが入っていく隙間などない」と批判されたそうです。
そう言われたことで、
逆に「絶対にやってやるんだ!」という原動力につながった
と、マットは話していました。
そして、2003年にリリースされた、WordPressは
- シンプルで使いやすく再構築の必要がない
- 世界中の人たちがダウンロードして使うことができる
これらが特に評価されて、全世界の Web サイトの35%を、支配できるようになったわけですね!
さいごに
WordPress 創始者の「マット・マレンウェッグ」は、努力の積み重ねをして、批判さえもエネルギーに変えていきました!
そうして、若いながらも、成功を収めることができたわけです。
それにしても、日本人の行動がきっかけで、マットのやる気が加速するとは、同じ日本人としてはうれしい話ですよね!
マット・マレンウェッグは、2014年には来日講演も行っており、立ち見が出るほどの人気だったそうですよ?
それも彼の人柄と、努力が認められたことが理由なんでしょうね。
WordPress はこれからも、全世界の人たちのために、発展を続けていくことでしょう!
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