ブログ文化の変遷



そう言うおぬしはどんなブログをチェックしとるんじゃ?

そもそも、あんまりブログ見ないです、もう140字以上は読むのも書くのもキツくて…

…じゃなくて、ブログを侮るでにゃいぞ!
今回は、約20年にわたって変遷してきた、日本のブログ文化を見ていこうかの!
ブログの成り立ち
ブログは海外発祥
ブログの始まりは、ニュース記事や時事ネタについてコメントをつけられるネットスペースを、誰でも使えるように Web サービス化したこと。
いわゆる「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」ですね。
海外発で有名なものは、大体こんな感じでしょうか。
Blogger | 1999年 | Pyla Labs(2003年、Google が買収) |
Movable Type | 2001年 | シックス・アパート |
WordPress | 2003年 | WordPress Foundation |
Tumblr | 2007年 | Davidville, Inc.(現:Tumblr, Inc.) |
これらがローカライズされ、輸入されてきたことから、日本のブログ文化が幕を開けたのです。
ブログ誕生前はどうしてた?
1985年〜1990年生まれの人であれば、ちょうど学生時代に「個人サイト」が流行していたはず。
レンタルサーバーを契約し、タグを手打ちした HTML と CSS を、FTP でアップロードした経験がある人も多いのではないでしょうか?
当時は、サイト作成に今よりずっと手間がかかったため、サーバー要らずで簡単にサイトを作れるサービスが人気を博しました。
そのひとつ「Yahoo!ジオシティーズ」が、2019年にサービス終了した際は、当時を懐かしむ人が続出しました。
こちらの記事もオススメ!
国内のブログサービス
ブログサービスが日本で使われ始めるようになったのは、2000年初頭です。
面倒なコーディングやアップロード作業なしで、文章を自由にネットへ投稿できるサービスは、当時はとても画期的かつ魅力的な存在でした。
当時隆盛を誇っていた SNS「mixi」とブログサービスを併用していた人も多くいました。
日本最古のブログサービスって?
国産ブログサービスで最も古参なのは、ISND 全盛期の2001年にサービスを開始した「ヤプース!」です。
サービスローンチ当初はまだインターネット回線が低速だったため、「保存」や「削除」といった当たり前の機能すら、ままならなかった時代。
そこで、ヤプース!が採った投稿形式は、文章と写真をメール添付するというものでした。
やがて、インターネットが ADSL、光回線へと変わっていくにつれ、メールでの更新は廃れていき、2007年にサービスを終了しました。
有名ブログサービスの誕生ラッシュ
そして2003年には、今も現役のブログサービスが相次いで誕生しています。
はてなダイアリー | 株式会社はてな |
livedoor Blog | 株式会社ライブドア(当時) |
Seesaa Blog | シーサー株式会社 |
ココログ | ニフティ株式会社 |
ちょうど、ADSL サービス普及の立役者「Yahoo! BB」が2001年にブロードバンド回線の提供を開始。
現在のような CMS が簡単に出来るようになったことも、ブログサービス誕生ラッシュを後押ししました。
ブログ元年
インターネット界隈では、2004年(あるいは2003年)を「ブログ元年」と呼んでいます。
なぜなら、ここから「芸能人ブログ」がスタートし、ブログの知名度が急上昇したためです。
有名なところでは、「ブログの女王」と呼ばれた真鍋かをりさん、中川翔子さんですね。
そして、特に PV を集めた人たちは「アルファブロガー」として注目され、ネット上だけではなく、講演などオフラインでも活動を始めるようになります。
2004年に誕生したブログサービス
インフルエンサーマーケティングや個人のアフィリエイトが本格化し始めたのもこの頃で、この年に誕生したブログもいまだ現役ばかりです。
エキサイトブログ | エキサイト株式会社 |
JUGEM | 株式会社 paperboy&co.(当時) |
アメーバブログ | 株式会社サイバーエージェント |
FC2ブログ | FC2, Inc. |
So-net Blog | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 |
ちなみに、日本最古の SNS「mixi」のサービス開始もこの年です。
「インターネットは金脈だ」といわんばかりに、ここから数年の間、数多のサービスが立ち上がっては消えることとなります。
「ブログ」が流行語に
「ブログ元年」の翌年、早くも「ブログ」という言葉が流行語になります。
この年にヤフー株式会社が「Yahoo!ブログ」をスタートさせていますが、こちらも「Yahoo!ジオシティーズ」と同じく、2019年にサービスを終了。
まさにブログの黄金時代を築いたサービスだったといえるでしょう。

「個人の情報発信は当たり前」なデジタルネイティブ世代には信じられんかもしれないの~

現在、そしてこれからのブログ
スマートフォンの誕生
しかし、そんなブログの覇権もそう長くは続きませんでした。
2007年の初代 iPhone 発売を契機に、時代は携帯電話から「スマートフォン」へと移り変わっていきます。
当時は「マイクロブログ」とも呼ばれた「SNS」の筆頭、Twitter が人気を集め出し、ブログブームに陰りが見えてきました。
「140字で簡潔に表現」「更新のしやすさ」がユーザーの心をつかみ、ブログユーザーは徐々に Twitter へと乗り換えていったのです。
オウンドメディアの時代へ
SNS の台頭に押され、しばらく鳴りを潜めていたブログに再び注目したのは、なんと Web マーケティング業界でした。
2014年頃から「コンテンツマーケティング」が重視されるようになり、企業が運営するブログ、すなわち「オウンドメディア」がブームになったのです。
同時に、「まとめブログ」「キュレーションサイト」といった、特定のテーマに沿った情報をまとめたタイプのブログ(の体裁をした文章サイト)も増えるようになってきました。
今、注目されているブログサービス
そして今、ブログサービスの中で最も注目を集めているのが「note」です。
ハウツー本が多数発刊されている他、個人だけでなく企業も活用し、note を編集する専門の役職「CMO(Chief Note Officer)」まで生まれているのだとか。
そんな note の人気の理由をいくつか挙げてみましょう!
- 記事を個別に有料化できる
- SNS の「いいね!」と同義の「スキ」を受け取れる
- 文章・写真・イラスト・音楽・映像など、マルチなクリエーション対応


さいごに
SNS に押され、一時は廃れたものの、再び息を吹き返したブログ文化。
「note」のように、これからも SNS と「いいとこどり」で共存し、進化していくのでしょう。
今後も見逃せないサービスです!
記事を書いた人
システム開発依頼・お見積もりはこちらまでお願いします。
また、WEB・スマホ系エンジニアを積極採用中です!
こちらの記事もオススメ!
さいごの一言


おお、これなら私も出来そう。師匠、ちょっとこっち向いてください(カシャッ)


ほら、もう一枚! 死んだ目をしないで!
