【クラウドサービス徹底比較!】AWS・Azure・GCPの中で一番スタイリッシュなのはどれ?
エンジニアになろう!
パブリッククラウドサービス3社を比べてみた
「阿波市」ですよね?
「Amazon Web Services」のことじゃ!
今回は、パブリッククラウドサービス3社を筆者の独断と偏見で比較してみようかの!
AWS・Azure・GCP の「スタイリッシュ」度は?
今回比較するパブリッククラウドサービスは、以下の3つです。
- AWS(Amazon Web Services): Amazon 社
- Azure(Microsoft Azure): Microsoft 社
- GCP(Google Cloud Platform): Google 社
真面目にサービスごとの特徴比較をしてもよいのですが、性能やサービスの比較をした良質な記事は既にたくさんあります。
そこで、本記事では筆者の独自見解のもと、比較を行いつつ、各サービスを紹介していこうと思います。
どんな比較評価をするの?
では、どのような比較評価をするかというと…
その名も、「どのサービスが一番スタイリッシュなのか?」選手権です!
果たして、どのサービスが一番オシャレで流行に乗っているのか、見ていきましょう!!
名前が一番オシャレなパブリッククラウドサービスは?
最初の対決は、ずばり「ネーミングセンス」!
クラウドサービスの要である「仮想マシン」と「ストレージ」の名称を比べてみましょう。
仮想マシンの名称編
各サービスごとの仮想マシン名は、以下のようになっています。
- AWS :「Amazon EC2」(Amazon Elastic Compute Cloud)
- Azure :「Azure VM」 (Azure Virtual Machine)
- GCP :「GCE」 (Google Compute Engine)
単語の意味から、どのようなサービスかを判断すると…
- AWS:エラスティックなコンピューターのクラウド
- Azure:Azure の仮想マシン
- GCP:Google のコンピュータエンジン
といった感じですね。
名称ランキング
どんなサービスかが直感的に分かりづらいのはイケてないけど、そのまんますぎるのも芸がない。
というわけで、仮想マシンの名称編ランキングは、こんな感じです!
1位 | GCP |
---|---|
2位 | Azure |
3位 | AWS |
ストレージの名称編
次に比較するのは、ストレージ名です。
- AWS :「Amazon S3」(Amazon Simple Storage Service)
- Azure :「Azure BS」(Azure Blob Storage)
- GCP :「GCS」 (Google Cloud Storage)
これまた同様に単語を拾ってみると…
- AWS:簡素なストレージサービス
- Azure:Blob (Binary Large OBject) のストレージ
- GCP:クラウドのストレージ
正式名称だといずれも簡潔でわかりやすいのですが、略称だとそうは行きませんね。
「S3」は車やテニスの試合を連想する人もいるでしょうし、「BS」なら TV をイメージする人がほとんどでしょう。
名称ランキング
というわけで、ストレージサービスの名称編ランキングは以下のようにしたいと思います!
1位 | GCP |
---|---|
2位 | AWS |
3位 | Azure |
逆に、Azure はそのまんま、AWS は少しわかりづらい…感じですね?
次は AI ランキングじゃ!
流行を意識できているパブリッククラウドサービスは?
シェア率は AWS が優位
2020年現在、パブリッククラウドサービス全体における3社のシェア率は、以下のようになっています。
AWS | 34.6% |
---|---|
Azure | 18.1% |
GCP | 6.2% |
※2020年1月発表時点
シェア率と流行の意識は両立しない?
このように、シェア率だけを見ると、AWS が頭一つ分抜けています。
では、「AWS が流行を意識できているからシェア率もトップなのか?」というと、そうとは限りません。
AWS がシェアを獲得できている要因は、「知名度」と「先行者優位」です。
特に日本においては、「クラウドサービスといったら AWS」のイメージがついている人も多いでしょう。
2020年のトレンド技術は?
流行を意識できているかは、「流行りの技術に追従できているか」で判断してみることにします。
2020年現在の IT における流行りの技術は、以下の3つです。
- AI
- 5G
- クラウド
これらの技術にたいして、各サービス会社がどの程度対応できているかを見てみましょう!
各クラウドサービスと AI の関連性は?
3社が提供している AI を組み込んだサービスは、以下の通りです。
- AWS : AI サービス
- Azure : Cognitive Services (コグニティブ・サービス)
- GCP : AI ビルディング ブロック
そして、各 AI サービスの機能をまとめると、こんな感じです。
サービス名 | 視覚認識 | 翻訳 | テキスト・音声分析 | 機械学習 | 時系列データの相関分析 |
---|---|---|---|---|---|
AI サービス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Cognitive Services | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
AI ビルディングブロック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
GCP のみ、他2社が提供していない「時系列データの相関分析」サービスを提供していますね。
時系列データの送還分析ってどんなことが可能なの?
このサービスでは、
- 気温・湿度・気圧など膨大なデータ(時系列のデータ)から天気を予想
- 普段取得しているデータと異なるデータが出た場合、異常として知らせる
といったことが可能となります。
同じ機能でも各サービスごとに違いがあるため、単純比較は行えないものの、機能の多さという点から、AI 対応ランキングはこのようにしたいと思います。
1位 | GCP |
---|---|
2位 | AWS、Azure |
次は5G の関連性について説明していこうかのう!
各クラウドサービスと 5G の関連性は?
クラウドと相反するエッジコンピューティング
まずは、「エッジコンピューティング」という概念を知っていただく必要があります。
エッジコンピューティングとは、自社サーバやデータセンター(エッジ)と、自社が保有する各端末(PC・スマートフォン・IoT製品)間の通信を行う技術のことです。
従来通りの「オンプレミス」の環境を利用した通信方法ですね。
クラウドサーバと端末で通信する「クラウドコンピューティング」とは反対の概念というわけです。
5G とパブリッククラウドサービスを組み合わせる時の問題点
さて、せっかくパブリッククラウド化を進めてきたのに、なぜ、逆行するようなエッジコンピューティングを考慮する必要があるのでしょうか?
それは、5G の大きな特徴である
- 高速大容量
- 高信頼・低遅延通信
- 多数同時接続
のうち、低遅延通信が大きく関係します。
5G の意外な盲点
5G はミリ波(28GHz)という高い周波数帯を使用しているため、電波が届く距離が短いという欠点があります。
そして、クラウドサービスのデータセンターは全国各地に展開しているわけではありません。
つまり、物理的(地理的)問題のせいで、 5G を存分に活用できないのです。
ハイブリッド化で 5G を使いこなす
そこで、こうした問題を解決するのが「ハイブリッドクラウド化」です。
- 高速大容量かつ低遅延で行いたい通信は、エッジコンピューティング
- 多少の遅延は許容範囲として受け入れられる通信は、クラウドコンピューティング
このように通信技術を使い分ける「ハイブリッドクラウド化を行うことで、5G も活かそう」というのがこれからのトレンドになると言われています。
3社が提供しているハイブリッドクラウド化の施策
この波に乗るため、各パブリッククラウドサービス会社は「サーバやデータセンターといったオンプレミス環境をクラウド化する」という方法を採っています。
各社のクラウドサービスは、以下の通りです。
- AWS:AWS Outposts
- Azure:Azure Stack Edge
- GCP:Anthos(アンソス)
実は、これまた GCP だけ少し特別です。
GCP 提供の「Anthos」は、Google Kubernetes Engine(GKE)と連携しているのです。
Kubernetes はコンテナの運用管理と自動化を行うオープンソースシステムなので、さらに利便性が高まるというわけです。
対応ランキング
…ということで、5G の対応ランキングはこんな感じになります。
1位 | GCP |
---|---|
2位 | AWS、Azure |
でもなんだか GCP 有利な感じがしなくもないような…
さいごに
「2020年度で1番スタイリッシュなクラウドサービス」は、2冠に輝いた GCP にしたいと思います!
2020年現在、GCP はシェア率においては AWS に大きく引き離されていますが、今後の成長期待度ではトップです。
パブリッククラウドサービスの5年後、10年後の勢力図はどうなっているのか…?
今からとても楽しみですね!
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さいごの一言
ん?ミツオカ、その目は何じゃ?
「独断と偏見で比較する」と最初に言ったのを忘れたのかにゃ?
まさか師匠、Google 先生の回し者なのでは…?
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