PHP がどうやって誕生したか知っておるか?
その証拠に世界中のWebサイトのうち40%以上の圧倒的なシェアを得ておる
そういえば、WordPress って PHP で作られてましたよね?
ちなみに、PHP がどのように誕生したか知っておるか?
って事しか知りません!!
よし、では今日は PHP について話すとするかのお!
たった1KBのパソコンで始まったラスマス・ラードフのプログラミング
PHPは、デンマークの「ラスマス・ラードフ」によって開発されました。
PHPはサーバーサイドで動的なWebページの作成ができるプログラミング言語です。
その生みの親のラスマスは1968年11月22日、グリーンランドのケケルタルアークで生まれました。
3歳の時にデンマークへ移住し、物語は動き始めます。
幼少期にすでにプログラミング
ラスマスが13~14歳のころ、ラスマスは1KBのメモリーのパソコンを使い始めました。
その興味は尽きることはなく、雑誌に載っていた「BASIC」などの言語のプログラムを書き始めるようになります。
当時のパソコンではせっかく書いたプログラムも電源を落とすと消えてしまい、次に電源を入れた時に一から入力し直さないといけませんでした。
ただ、そのことがラスマスのスキル向上に繋がっていきます。
何度も入力し直すうちにラスマスは、プログラミングについての理解が深まっていったのでした。
1988年にはキングシティ中等学校を卒業し、ウォータールー大学の高等教育を受け大学にそのまま進み、1993年大学を卒業しました。
大学ではシステムデザイン工学の応用化学の学士号を取得しています。
簡単さを求めて作られたツールが始まりだったPHP
ラスマス・ラードフは自分のホームページを開設しますが、アクセス履歴を調べるために「Perl」でCGIプログラムを書き始めました。
ただ、この頃はこれがいずれ新しいプログラミング言語になっていくとは思っていませんでした。
独自のシンプルなテンプレートシステムを作成
ところが開発を続けるうちに Perl に対しての不満が募ります。
Perl はリクエストの度に起動しないといけないし、そのため負荷が高いプログラムではサーバーがダウンしてしまうことも、しばしばありました。
そこで汎用性があり処理速度が速い C言語 に変更しました。
しかし、他の言語と比べて同じ処理でも書くコードの量が多く、変更するたびに書き直さないといけません。
その書く作業にラスマスは次第に飽きてきました。
そこで、C言語で独自のシンプルなテンプレートシステムを作成することにしました。
他にも同様なことを考える人もいましたが、ラスマスは他の人よりも粘り強く続け、ついに方法を見つけたのです。
それは彼が問題を解決することが好きだったこと。
そして、人々のその反応を見るのが好きだったからです。
Personal Home Page Tools
こうして「PHP Tools」と呼ばれる「Personal Home Page Tools」が完成しました。
この「PHP Tools」は次第に評価を得るようになり、更なる機能の追加も求められました。
そこで、データベース機能も追加した「PHP Tools」を 1995年6月オープンソースとして公開しました。
ラスマスは、PHP Toolsをユーザーに自由に使用してもらい、改良することも許可しました。
Personal Home Page Construction kit
その年の9月には、新しいツール「FI(Forms Interpreter)」を完成しました。
Perl に似ていますが、Perl よりはシンプルで、HTMLにコードを埋め込むものでした。
更に1か月後、このFIを大幅に書き直した「Personal Home Page Construction kit」を公開しました。
今度はC言語にも寄せた構文にして、C や Perl からも移行しやすくしました。
PHP/FI
さらに1996年4月、「PHP/FI」がツールではなくプログラミング言語として公開されました。
データベースやクッキーなどのサポートがあり、現在のPHPの基本機能が含まれる言語となりました。
1996年6月には、PHP/FIのバージョンは2.0にアップ。
インターネットが普及し始めてまだ間もない頃、PHP/FIは世界中のマニアに使われ始めていきました。
アクセスカウンターや掲示板もあったが、当時はPerlのCGIプログラムが主流で、アクセスの度にプロセスを始めるので効率が悪かったのだ…!
しかしPHP /FIはHTML内にコードを書くことでサーバーへの負担も減ることにもなった
PHPを更に広めたイスラエルのプログラマーたち
ここまではラスマスが一人で開発してきましたが、1997年にイスラエルの「アンディ・ガトマンズ」と「ゼーブ・スラスキー」からネット経由でアクセスがありました。
自分たちの大学でアプリケーションを構築したいが、それにはPHP/FIを改良する必要がある
という内容でした。
そこで、ラスマス、アンディ、ゼーブの3人は協力して新しいプログラミング言語を作ることにしました。
PHP3.0
こうしてできたのが PHP(PHP: Hypertext Preprocessor)、「PHP3.0」と呼ばれるプログラミング言語です。
PHP3.0 は今までにない拡張性があり、データベースやプロトコルなどのインターフェースをユーザー向けにして、モジュール開発しやすくしました。
この3人以外にも世界中から開発者が集い、PHP Development Teamが編成され、1998年6月に正式に PHP3.0 が公開されました。
PHPの最盛期には、インターネットのWebサーバーの約10%に PHP3.0 がインストールされていました。
PHP4.0
これ以後アンディとゼーブが中心となって、まず「Zend Engine」と呼ばれる新しい実行エンジンを1999年に開発し、複雑なアプリケーションにも対応できるようにしました。
このエンジンを使用した「PHP4.0」が2000年5月に公開されました。
PHP4.0はパフォーマンスが向上され、これまでよりも多くのWebサーバーに適したサポートやHTTPセッションなどの拡張機能も追加されました。
PHP5.0
2004年7月には新しいオブジェクトモデルをサポートした Zend Engine2.0 を使用した「PHP5.0」を公開しました。
進化を続けるPHP
2015年12月には「PHP7.0」、2020年11月には「PHP8.0」を公開し、今もなお開発を続けています。
現在PHPは数十名の開発スタッフで編成され、更に関連プロジェクトやサポートスタッフも加わっています。
PHPの言語はプログラミングの初心者にも学びやすく、始めやすいので、ネットやスクールなどで学べる場が多くあります。
進化してきたPHPは、SNSやECサイトの作成などのWebアプリケーションの開発にも多く使用されるようになりました。
PHPを使用したWebサービス
PHPを使用したWebサービスには主に以下のものがあります。(現在は変更されているサービスも含む)
・WordPress
・Slack
・Facebook
・Wikipedia
・ぐるなび
PHPの開発者ラスマス・ラードフの現在
ラスマスは、2002年から2009年までYahooに勤務。
2010年、アプリケーションプログラミングインターフェイスの開発のためWePayに転職。
2012年はEコマース企業であるEtsy、2013年クラウドプラットフォームソフトウェアベンダーのJelasticにもアドバイザーとして関わりました。
そして、彼は、オープンソースについての講義を世界中で行い、PHPの歴史を語り、見守っています。
私も、安定したブログ更新頑張らなくっちゃ
ちょっと、確認…
冗談ですよ…