【初心者向け】Windows10にJavaをインストールする方法
エンジニアになろう!
Javaをインストールしたい!
Javaをやってみたいけど、何をどうしていいのか分からずイライラ・・・
そんな方は多いのではないでしょうか?
プログラミングをするためには、まずプログラミングをするための準備を行う必要があります。
そのことを、「環境構築」といいます。
今回は、最も使われているプログラミングの一つであるJavaのインストール方法をご紹介していきたいと思います。
対象の読者
- プログラミングが初めて!
- Windows10のパソコンを使っている
インストールの流れ
ザックリいうと、このような流れでインストールを進めていきます。
- Javaのインストーラをダウンロード
- Javaのインストール
- 環境変数の設定
- 動作確認
それでは、さっそく行ってみましょう!
Javaのインストーラをダウンロード
プログラミングを始めたばかりのみなさんは、今後色々なソフトウェアをインストールしていくことになるでしょう。
そんなインストールをいい感じに行ってくれるのが、インストーラです。
今回は、Javaをインストールしますので、Javaのインストーラをダウンロードします。
JDKとJRE
もし、いくらかJavaについて調べた方であれば、Javaには「 JDK 」と「 JRE 」があることを知っているかもしれません。
それぞれ、JDK(Java Development Kit)、JRE(Java Runtime Environment)の略となっています。
- Development・・・開発
- Runtime・・・実行時
なんとなく、開発用と稼働用かな?と覚えておいてください。
ちなみに、ザックリ言うとこんな感じです。
ちなみに、JDK には、「JRE」も含まれています。
今回は、「Javaを使ったプログラミングをやってみたい!」という方向けのインストールなので、「JDK」をインストールしてみます。
JDKのダウンロードページへアクセス
それでは、Java をダウンロードしましょう!
Javaを開発している Oracle の Javaダウンロードページにアクセスします。
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk11-downloads-5066655.html
そして、ページ下部に下図のところから、Java をダウンロードします。
Windowsの「jdk-11.xx_windows-x64_bin.exe」をクリックします。
(xxの部分はバージョンによって異なります。)
Oracleプロファイルの作成
クリックすると、Oracle プロファイルへのサインイン画面に遷移します。
Java をダウンロードするには、「Oracle プロファイルの作成」が必要となりました。
プロファイルをお持ちでない方は、「プロファイルの作成」ボタンをクリックし、アカウント作成画面に遷移してください。
※作成後サインインをする為、このページは閉じないでください。
作成完了したら、ダウンロード開始
作成が完了すると、登録したメールアドレス宛てに Oracle からメールが届きます。
届いたメール本文にある「電子メール・アドレスの確認」ボタンをクリックすると、プロファイルの作成が完了となります。
作成後、先ほどのサインイン画面に戻りましょう。
新しく作成したアカウントで「サインイン」するとダウンロードが開始されます。
Javaのインストール
まずは、ダウンロードが、ちゃんとできていることを確認してください。
ダウンロードが完了すると、jdk-11.xx_windows-x64_bin あるいは jdk-11.xx_windows-x64_bin.exe というファイルがPCに保存されますので、こちらが確認できたら準備完了です!
(どちらも同じですが、表示設定により、.exeが表示されたりされなかったりします。)
ダウンロードが完了したら、いよいよインストール作業をしていきます!
Java をインストール
このファイルで右クリックし、「管理者として実行」を選択します(下図参照)。
「管理者として実行」というのはPCの中で、一番権限が強いユーザーでアプリケーション(今回の場合はインストーラ)を実行するということです。
普通のユーザーでやってしまうと、PCの設定によってはインストールが失敗したりするので、Javaのインストールなどの環境構築の際は、「管理者として実行」するようにしましょう!
「管理者として実行」をクリックすると、下図のような画面(ウィザード)が開きます。
あとは、基本的に画面に従って、「次へ」をポチポチ押していってください。
オプションを選んだりする画面もありますが、そのままで大丈夫です!
そして、下の画面が表示されたら完了です!
「閉じる」ボタンを押して完了しましょう。
では、Java のインストールが完了したので、「PC側の設定」に進みましょう!
環境変数の設定
次に、環境変数を設定していきます。
新しい単語が出てきて、「?」と思った方も多いことでしょう。
そのため、ザックリと説明していきますね!
環境変数とは?
実は、PCは、ソフトウェアをインストールするだけでは、そのソフトウェアがどこにあるか認識できません。
ソフトウェアの場所が分からなければ、「Java使ってや!」とPCに命令しても「Javaって何ですか?」という状態になります。
その色々なソフトウェアの位置をまとめているのが「環境変数」であり、ソフトウェアの位置を教えてあげるのが「環境変数の設定」にあたります。
実は、これもITの現場ではよく出てくる言葉です。
環境構築でうまくいかない際に、「環境変数設定されてる?」「パス通ってる?」などという会話が飛び交います。
なので、環境変数とは何となくこういうものだと覚えておくといいと思います。
環境変数の設定画面を開く
前置きが長くなりましたが、環境変数を設定していきましょう!
まずは、環境変数の設定画面を開きます。
色々な開き方がありますが、一番早いのは、「Cortana」という、Windows OS のアシスタントAI に聞くことだと思います。
PC画面左下の「ここに入力して検索」のところに「環境変数」と入力します。
すると、「システム環境変数の編集」という項目が出てきますので、クリックします。
そして、以下の画面が表示されるので「環境変数」をクリック。
環境変数の設定
すると、環境変数設定画面が出てきますので「新規」ボタンをクリックして、新しいユーザー変数の入力画面を表示させてください。
入力画面が表示されたら、
変数名:JAVA_HOME
変数値:Javaフォルダの中にあるjdkから始まるフォルダ
を入力してください。
変数値については、皆さんそれぞれ異なるかと思いますが、だいたいは、Cドライブの「Program Filesフォルダ」の中に、Javaフォルダができていると思いますので確認してみてください。
本記事の変数値は、以下を入力しています。
C:¥Program Files¥Java¥jdk-11.0.6
入力ができたら、「OK」を押してください。
元の画面に戻り、入力した値が反映されていれば完了です。
「Path」の値を変更
続いて、同じ画面から今度は、「Path」の値を変更していきます。
Pathは、実際にPCへソフトウェアの場所を教えている環境変数になります。
Pathを選択した状態で、「編集」をクリックします。
Pathを編集する画面が出てきますので、「新規」をクリックし、「%JAVA_HOME%¥bin」と入力します。
入力できたら「OK」をクリックします。
すると、システムのプロパティ画面に戻りますので、こちらも「OK」をクリックしてください。
再起動
これで、ついに環境構築が完了しました!
ここで、いったんPCを再起動させて「環境変数の設定を反映」させましょう!
環境変数が通っていることの確認
それでは、環境変数が通っていることを確認していきましょう。
確認するときは、「コマンドプロンプト」というやつを使います。
コマンドプロンプトというのは、PCの操作をコマンド(タイピングのみ)で行うためのツールです。
コマンドプロンプトを開く
こちらも呼び出し方は色々あるのですが、キーボードで「Windowsキー + R」を押すと入力画面が出てきます。
そこに 「cmd」と入力、そして「OK」をクリック。
すると、以下のような画面が立ち上がります。
これが、「コマンドプロンプト」です。
Javaのバージョンの確認
次に、コマンドプロンプトが立ち上がったら「java -version」と入力してEnterを押してください。
すると、Javaのバージョンが表示されます!
java version “11.0.xx”
(バージョンがよって、xxの部分が変わります)
インストールしたJavaのバージョンが表示されれば、環境変数がしっかり通っています!
Javaの動作確認
ここで、せっかくなので、Javaの動作確認をしてみましょう!
新しいプログラミング言語をインストールしたときの、お作法「HelloWorld」の出力を行ってみます!
今回は、日本語で「こんにちは!!」を表示させてみます。
では、メモ帳に下記のコードを張り付けてください。
1public class HelloWorld{
2public static void main(String[] args){
3System.out.println("こんにちは!!");
4}
5}
そして、「HelloWorld.java」というファイル名で保存します。
保存先は、今回はデスクトップ上にしましょう。
メモ帳でJava形式でファイルを保存するときは、「ファイルの種類」ですべてのファイルを選択してください。
これで自由に拡張子(.javaのようなファイルの形式)を設定できるようになります。
これで「保存」します。
コマンドプロンプトのよる確認
再度コマンドプロンプトを開いてください。
先ほどデスクトップに Java ファイルを保存したので、「コマンドプロンプト」からデスクトップに移動します。
「cd Desktop」と入力し「Enter」を押してください。
これでコマンドプロンプト上では、デスクトップに移動したことになっています。
さらに「cd」と入力し、「Enter」を押します。
これは、今コマンドプロンプト上でPCのどこにいるかを示すものです。
下図では、ユーザー名を非表示としてますが、Desktopにいることが確認できますね!
Java を実行する
では、先ほどデスクトップ上に作成した Java を実行してみましょう!
コマンドプロンプトで、
1javac HelloWorld.java
と入力したら「Enter」を押してください。
これはコンパイルと言って、JavaファイルをPCが読めるようにしています。
そして、続けて、
1java HelloWorld
と入力したら再び「Enter」を押してください。
これは、コンパイルされたJavaを実行しています。
今回は、「こんにちは!!」と文字を表示するJavaのプログラムコードでしたが、コマンドプロンプト上にちゃんと表示されてますね!
ここまでできれば、Javaのインストールは完了です!
Javaのインストール完了
ここまでできれば、Javaのインストールは完了です!
プログラミングの世界に Hello World!!
初めて聞く言葉やアプリなどあったかと思いますが、振り返ってみるとそんなに難しくはないかと思います!
これでプログラミングのスタート地点に立てました!
これから一緒にがんばっていきましょう!!
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さいごの一言
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