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    あっきー(エンジニア)あっきー(エンジニア)
    2019.05.09

    IT技術

    【第4回】JavaからKotlinへ変えていくためのお勉強

    秋山秋山先生

    (株)ライトコードの秋山(あきやま)です!

    Androidアプリ開発していくにあたり「JavaからKotlinへ変えていくためのお勉強」という記事を連載をしています。

    前回は、「Kotlinの条件分岐と範囲」を勉強してみました。

    そして、今回は「Kotlinの繰り返し文」をJavaと比較しながら勉強していきたいと思います!

    基礎的なことが続いて飽きてくる頃かとは思いますが、もう少しだけ基礎勉強の記事を書こうと思います!

    Kotlinのfor文(範囲)

    まずは、繰り返し文からいってみましょう!

    Javaでは、繰り返し文として for文が用意されていましたよね。

    Javaで書く場合

    1//0〜4までの繰り返し
    2for (int i = 0; i < 5; i++) {
    3    System.out.println( i + "回目の表示です");
    4}

    [結果]
    0回目の表示です
    1回目の表示です
    2回目の表示です
    3回目の表示です
    4回目の表示です

    これを Kotlin で書くとこのようになります。

    Kotlinで書くと

    1for (i in 0..4) {
    2    println("${i}回目の表示です")
    3}

    [結果]
    0回目の表示です
    1回目の表示です
    2回目の表示です
    3回目の表示です
    4回目の表示です

    Kotlin では「(変数名 in 範囲)」といった形で記述することが出来ます。

    ここで気をつけておきたいのは、範囲の最後の数字も含まれるといったところです。

    上記の場合は、「0..4」は「0<= i && i <=4」という意味となります。

    Kotlinのfor文(指定した数だけ加算)

    先ほどは1ずつ加算しましたが、1以外の数で加算する場合はどうでしょうか。

    では、「3ずつ加算」した場合の例を見ていきたいと思います。

    Javaで書く場合

    1for (int i = 0; i < 10; i+=3) {
    2    System.out.println( i + "回目の表示です");
    3}

    [結果]
    0回目の表示です
    3回目の表示です
    6回目の表示です
    9回目の表示です

    と、このような感じになります。

    Kotlinで書くと

    1for (i in 0..9 step 3) {
    2    println("${i}回目の表示です")
    3}

    [結果]
    0回目の表示です
    3回目の表示です
    6回目の表示です
    9回目の表示です

    と、このように範囲の右横に「step 数値」と書くことができます。

    Kotlinのfor文(指定した数だけ減算)

    次に、減算の場合をご説明します。

    以下のように、範囲の部分が「開始の数 downTo 終了の数」とすることで「1ずつ減算」します。

    1for (i in 5 downTo 1) {
    2    println(${i}回目の表示です")
    3}

    【結果】
    5回目の表示です
    4回目の表示です
    3回目の表示です
    2回目の表示です
    1回目の表示です

    指定した数だけ減算

    1以外の減算をしたい場合は加算の時と同様に「終了の数」の右横に「step 減算したい数」と記述してください。

    1for (i in 10 downTo 1 step 3) {
    2    println("${i}回目の表示です")
    3}

    [結果]
    10回目の表示です
    7回目の表示です
    4回目の表示です
    1回目の表示です

    Kotlinの配列

    次に、配列について見ていきます。

    まずは、Javaの「boolean型」「int型」「double型」「String型」の例から見ていきたいと思います!

    Javaで書く場合

    1//boolean型
    2boolean bls[] = {true, false, false};
    3
    4//int型
    5int nums[] = {1, 3, 5};
    6
    7//double型
    8double dbls[] =  {1.0, 4.2, 8.5, 10.6};
    9
    10//String型
    11String[] strs = {"test1", "test2", "test3"};

    他にもいろんな型がありますがひとまずはこんなところで。

    これらを Kotlin で表すと以下のようになります。

    Kotlinで書く場合

    1//boolean型
    2val bls = booleanArrayOf(true, false, false)
    3
    4//int型
    5val nums = intArrayOf(1, 3, 5)
    6
    7//double型
    8val dbls = doubleArrayOf(1.0, 4.2, 8.5, 10.6)
    9
    10//String型(「arrayOf」は数値以外で利用可能)
    11val strs = arrayOf("test1", "test2", "test3")

    基本的にboolean型や数値型に関しては「型名ArrayOf」の形式で書くことになります。

    それ以外は「arrayOf」を使用する感じです。

    また、以下のようにint型で枠の数だけ準備する場合は、このように書きます。

    Javaで書いた場合

    1int[] nums = new int[6]; // int型の初期値0が6つ

    Kotlinで書く場合

    1var nums = IntArray(6) // int型の初期値0が6つ

    また、String型の場合は、以下のように「arrayOfNulls<型名>(数)」となります。

    Javaで書いた場合

    1String[] strs2 = new String[2]; // String型の初期値nullが2つ

    Kotlinで書く場合

    1var strs2 = arrayOfNulls<String(2) // String型の初期値nullが2つ

    null が初期値となりますので、そのあとの変数は null が許容できるようにしていきましょう。

    KotlinのList

    次に、List について解説していきます。

    それでは、String型を格納していく List を見ていきます!

    Javaで書く場合

    1//宣言(ListにString型の値を3つ初期値として入れる)
    2List<String> list = new ArrayList<>(Arrays.asList("test1", "test2", "test3"));
    3
    4//追加
    5list.add("test4");
    6
    7//listの中身確認
    8for(String s : list){
    9    System.out.println(s);
    10}

    [結果]
    test1
    test2
    test3
    test4

    これを Kotlin で表現すると以下のような形になります。

    kotlin には、後から変更が出来ない「List」と、後から変更が出来る「MutableList」があります。

    Kotlinで書いた場合

    1//宣言(ListにString型の値を3つ初期値として入れる)
    2var list = listOf("test1", "test2", "test3")
    3
    4//        list.add("test4")  // ←追加出来ない
    5
    6//listの中身確認
    7for (s in list) {
    8     println(s)
    9}

    [結果]
    test1
    test2
    test3

    Listの場合、後から値を追加したり変更することが出来ません

    MutableList

    続いて、MutableList を見ていきます。

    1//宣言(MutableListにString型の値を3つ初期値として入れる)
    2var list = mutableListOf("test5", "test6", "test7")
    3
    4list.add("test8") // ←追加出来る
    5
    6//listの中身確認
    7for (s in list) {
    8    println(s)
    9}

    [結果]
    test5
    test6
    test7
    test8

    MutableList では後から追加や変更が出来ます。

    こちらのほうが Java の List の感覚に近いですね。

    1. 変更が無いデータは、List型を使う
    2. 変更があるデータは、MutableList型を使う

    このように使い分けていきましょう。

    KotlinのMap

    続いて、「Map」について解説します!

    まずは、JavaでのMapの使い方を見ていきたいと思います。

    Javaで書く場合

    1//宣言(key=String型、value=String型で初期値を3つ入れたもの)
    2MapString, String> map = new HashMapString, String() {
    3    {
    4        put("one", "1st");
    5        put("two", "2nd");
    6        put("three", "3rd");
    7    }
    8};
    9
    10//Mapにデータを追加
    11map.put("four", "test4");
    12
    13//Mapの中身確認
    14for (Map.Entry<String, String> m : map.entrySet()) {
    15    System.out.println("key = " + m.getKey() + " : value = " + m.getValue());
    16}

    [結果]
    key = four : value = test4
    key = two : value = 2nd
    key = one : value = 1st
    key = three : value = 3rd
    ※取り出される順番は決まっていない

    次に、同様の処理をKotlinで記述します。

    Map型もList型と同様に後から変更が出来ない「Map」と、後から変更が出来る「MutableMap」があります。

    また、Mapのデータを取得する例として、「for ((キーの変数名, 値の変数名) in map変数名)」の繰り返し文を利用してみたいと思います。

    Kotlinで書いた場合

    1//宣言(key=String型、value=String型で初期値を3つ入れたもの)
    2var map = mapOf("one" to "1st", "two" to "2nd", "three" to "3rd")
    3
    4//        map.put("four", "test4") // ←追加出来ない
    5
    6//mapの中身確認
    7for ((key, value) in map) {
    8    println("key = ${key} : value = ${value}")
    9}

    [結果]
    key = one : value = 1st
    key = two : value = 2nd
    key = three : value = 3rd

    ※取り出される順番は決まっていない

    初期値を入れる場合は「(キー1) to (値1), (キー2) to (値2), ...」といった形になります。

    こちらも初期値として入れたデータ以降、変更は出来ないようになっています。

    後から変更が出来る「MutableMap」

    Map の中身を変更出来るようにしたい時は「MutableMap」を使用します。

    1//宣言(key=String型、value=String型で初期値を3つ入れたもの)
    2var map = mutableMapOf("one" to "1st", "two" to "2nd", "three" to "3rd")
    3
    4map.put("four", "test4") // ←追加出来る
    5
    6//mapの中身確認
    7for ((key, value) in map) {
    8    println("key = ${key} : value = ${value}")
    9}

    [結果]
    key = one : value = 1st
    key = two : value = 2nd
    key = three : value = 3rd
    key = four : value = test4

    //※取り出される順番は決まっていない

    Java を使ってた私としては、こっちのほうが自然で使いやすそうかなと感じました。

    とはいえ、List と同様に必要に応じて使い分けていければベストですね!

    第4回へつづく!

    秋山秋山先生
    さて、これまでは、勉強編として「変数」「条件分岐」「範囲」「繰り返し文」についてJavaとkotlinの比較をしながら紹介していきました!
    ミツオカミツオカ
    とっても勉強になりました~!
    秋山秋山先生
    それでは、次の回からは実際にアプリ実装をしていきたいと思います!
    ミツオカミツオカ
    ついにアプリ実装編に!次回もお楽しみに!

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